40歳から走る!! 徒然なるままに・・・

40歳から走り始めました、サブ3達成!(21年ぐんまマラソン)まだ次を目指していけるとこまでいってみます。

ぐんまマラソンを振り返って②(最終)

ぐんまマラソンから5日。遅ればせなながら、プチ腸脛靭帯炎発動。。

ただ走れないほどではなく、ゆっくりジョグ(@nagisa公園)10km。

もう少しポイント練習は休んどきます。

 

ぐんま関連の振り返りはこれで最後。

さて前回は練習内容の振り返り。

minomushi0707.hatenablog.com

 

今回はぐんまでサブ3を達成したかった「理由」について。

 

自分は12月で丸一年間になるが、「休職期間中」である。(専業主夫やってます)

 

理由は末っ子くんの不登校

当時小1で今2年生の末っ子は一人で家にいることはまだできない。

そのため、共働きの我が家は、自分が面倒を見ることにした。

(理由は長くなるので省くが、まぁまぁ大きな決断だった)

 

なぜ「不登校」になったのか?その理由は明確にはわからない。

1年経って、この手の話を自分なりに勉強してきたが、未だに答えはない。

というか答えを見つける必要がないことは理解した。

今わかっている事実は末っ子くんは、「自閉症スペクトラム」と診断されたこと。

軽めに分類されるということだが、とにかく「ちょー敏感君」である。

 

そしてそんな彼にとって学校が行きづらい(生きづらい)ことは理解できた。

最初はとにかく学校に行かせようとした。

今でも大人の理屈だけで言ったら、行って欲しいのが本音。(か、金が…)

だけど無理なんですね。。彼は知的レベルは高く、社会の矛盾を理解する力がある。

そんな彼にとって今は学校へ行く理由はひとつもないから。

 

彼を見てきて、今は全てを自分は受け入れられるようになった。

(奥さんはまだ難しそうだ。)

 

客観的に見たら、普段親は子どもに対し、矛盾をどんだけ言っているのか。

例えば「夢を持ちなさい」とか「やりたいことを見つけた方が良い」とか。

結構よく言うフレーズだ。

 

でもそういう自分(大人)はどうなの?という話。

大人だからもう夢を持たないとかやりたいことはないとかおかしいでしょ?

そういうのを瞬時に理解する力が末っ子君にはあるんですよね。

 

そして「無理なんだ」ということを理解すると、自己肯定感が低くなる。

実際彼の「自分には無理だ」という場面はかなり多い。

 

話が遠回りしたが、実はそんな息子に今回「目標を達成する姿」を見せたかった。

もちろんサブ3達成なんて、息子にとってはなんのこっちゃ?だ。

ただその方が彼にとって負担は軽い。

自分に関係することだとプレッシャーになってしまう。

そういう意味で今回の挑戦はうってつけだった。

 

そして、さらに自分が奮起したのは前泊のため1日前に家を出た時のこと。

ここまで1年間ずっと一緒にいた。多分95%は一緒にいた。

はっきり言って辛いことも多かった。だってうまく行くことばかりではないから。

 

でもぐんまにでる前日。

エントリー時間が早いため前泊したのだが、家を出たあと泣いたらしい。

自分の理解者が家にいなくなったから、一気に不安になったらしい。

残念ながら奥さんは最終的に理解していないことを息子は知っている。

だから泣いた。

 

それを娘から夜聞いた時、ここまで来たら何としても達成しなければいけない!

と思った。

 

なので今回、全集中だ。

だから「練習」と「メンタル」が噛み合って達成できた。

 

それが今回の達成要因だと思う。

 

 

 

終わった後、すぐに電話したとき、嬉しそうな顔を見て本当に良かったなと。

もちろんサブ3なんて今でも息子にとっちゃなんのこっちゃではある。

でも一番は、

「やりたいことをやって、目標を持って、それに向かって努力して、達成した。」

このプロセスを見せられたこと。

 

それだけで良かったと思う。

 

美談のような話だが、

仕事休んでやりたいことやって、走るだけ走って、当然でしょ。

というのが普通の人から見た目線かもしれない。

(実際うちの奥さんはそっち)

 

でもね、末っ子くんはパッと見普通の子の状態です。笑顔も多いです。

なんなら今4年生の計算もできます。

午後からだけ学童行けるようになりました。

ちゃんと少しだけかもしれないけど前進んでます。

チャントジブンモヤッテルヨ。

 

それに定年まで何十年とずっと働くのがデフォルトじゃなくてもいいかなと。

せっかくこんな機会もらったんだから。

 

こんな生活はこれからそこまで長くはないだろうが、

この生活だからできたことだし、こんな機会をくれた息子に感謝です。

 

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公認レースは初でした。